肌にやさしい日焼け止めの選び方|紫外線吸収剤と散乱剤の違い

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1日焼け止めの基本

日焼け止めは、紫外線から肌を守る目的で作られています。
しかし成分によって、肌への影響や環境への影響に大きな差があります。
大きく分けると、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類です。

2紫外線吸収剤とは

・紫外線を化学反応で熱に変えて防ぐタイプ
・肌の上で化学反応が起こるため、敏感肌や子どもの肌には刺激になりやすい
・光老化(紫外線による肌老化)の影響を受けやすい
  肌では炎症や乾燥の原因になることも
・環境面では、ハワイなどでは紫外線吸収剤入りの日焼け止めが禁止
  →サンゴ礁にダメージを与え、サンゴ礁の白化や死滅の原因となる可能性がある

3紫外線散乱剤とは

・紫外線を物理的に、反射・散乱させて防ぐタイプ
・肌の上で化学反応が起こらないため、敏感肌や子どもにも安心
・紫外線吸収剤に比べ、肌への負担が少なく、赤みや炎症が出にくい
・海や自然環境への影響も少なく環境にやさしい

4SPF・PAだけで選ぶのは危険

・SPF:UVBを防ぐ強さの指標
・PA:UVAを防ぐ強さの指標
  これらは『紫外線防止の強さ』を示すだけで、肌への負担や環境への安全性はわかりません。
  敏感肌や子どもの肌に負担をかけないためには、成分(吸収剤か散乱剤)も確認することをお勧めします。

5選び方のポイント

・ノンケミカル・紫外線散乱剤タイプを選ぶ
・SPF・PAは生活スタイルに合わせて必要最低限で。また、こまめに塗り直す
・顔用と体用で使い分け、肌への負担を軽減

6紫外線の種類

・UVA(A波)  波長が長く、肌の奥(表皮)まで届く
         しわ・たるみなどの『光老化』の原因
         一年中あり窓ガラスも通過する

・UVB(B波)  波長が中くらいで、肌の表面(真皮)に作用
         短時間で日焼け・赤み・炎症を起こす
         シミやソバカスの原因になる
         主に夏に多く、特に午前10時から午後2時が強い

・UVC(C波)  もっとも強力な紫外線
         オゾン層で吸収されるため通常は地表に届かない

7SPFとUVBの関係

・SPF値は『UVBをどれくらい防げるか』を表す指標です
 例えば、SPF30なら何も塗らない時に比べて約30倍長く赤くなるのを防げるという意味

8PAの+の数の意味

・PA+     UVA防止効果がある       短時間の外出向き
・PA++    かなり防止できる        通勤・買い物などの日常生活に十分
・PA+++   高い防止効果          屋外での活動・軽いスポーツに適している
・PA++++  極めて高い防止効果       海や山など強い日差しのもと長時間の屋外生活向き

*パッケージに表示がなく紫外線吸収剤か散乱剤かわからない時の見分け方
→日焼け止めを手に出した時は白く、馴染ませた瞬間すっと透明に変わるものが『紫外線吸収剤』
 日焼け止めを手に出した時は白く、馴染ませても白いままのものが『紫外線散乱剤』

*使用方法
→紫外線散乱剤は、白浮きしやすいですがしっかりと手のひらと指先で優しく馴染ませてあげると自然な仕上がりになります

*よく、「ファンデーションに日焼け止めの効果があるので、日焼け止めのは使わなくてもよいの?」という質問がありますが、それだけでは不十分ですので、日焼け止めもしっかりとおつけ下さね。一年中です!

最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます!


   



  
        



 

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