合成界面活性剤の、髪・肌への影響!
私たちが毎日使うシャンプーや洗顔料。
その中には必ず界面活性剤が入っています。
汚れを落とすために欠かせない成分ですが、強すぎる界面活性剤は
髪のキューティクルがはがれる!肌のバリア機能を低下させる!など、
頭皮や髪、肌に影響を与えます。
髪の表面にあるキューティクルは、内部を守るためのウロコのような構造です。
強い洗浄力のシャンプーを使うと、このキューティクルが開いたままになったり、
摩擦で少しずつはがれてしまうことがあります。
そうすると髪は、毛髪内の水分やタンパク質が流出しやすくなり、
パサつき・枝毛・切れ毛などのダメージにつながります。
このような状態からさらに、紫外線・ヘアカラー・パーマなどの
外的刺激のダメージを受け、さらなるダメージが進行してしまいます。
カラーの色持ちも・パーマの持ちも悪くなり、ステキなスタイルを維持すことが
難しくなってしまいます。
肌も同じです。表面の角質層と細胞間脂質がバリアの役割を担い、
外部刺激から守ってくれますが、
洗浄力の強い、合成界面活性剤で洗いますと、このバリアの役割を担っている肌の成分が溶かされ、
乾燥・赤み・かゆみなどのトラブルを引き起こします。
髪も肌も、合成界面活性剤によってキューティクル・バリア機能が低下すると、
簡単にはもとには戻りません
・髪→もともと髪は死んだ細胞なので、キューティクルは再生しない
・肌→バリア機能が低下すると外部からの刺激を受けやすくなり、肌トラブルが起こる
シャンプーや洗顔料、ボディソープなどに使われている界面活性剤のほとんどは、
「合成界面活性剤」なんだそうです。
合成界面活性ではないものを選ぶのは、難しい部分もありますね。
合成界面活性剤が多く使われる理由はシンプルで、
・安定して大量生産できる
・コストが安い
・泡立ちが良く、洗浄力が高い
・保存性が高い
といったメーカー側のメリットがあるようです。
もちろん天然由来の界面活性剤もありますが、コストが高くなるため、
ドラッグストアに並ぶ大半のシャンプーや洗顔料は「合成界面活性剤」が
メインになっています。
じゃあ、仕方がないよね!ではなくて、化粧品もそうですが、
お金を払って、自分に直接つけたり、触れたりするものです、
(あ、シャンプーに関しては、髪だけでなく、強い洗浄力で、頭皮をゴシゴシするわけですから、
想像してみてください!薄毛・細毛・抜け毛・・・・。髪のパサつきだけでは終わらない、
深刻な悩みの要因にもなります)
だからこそ、髪・肌のために正しい知識をもとに、選んでいただきたいと思います。
話がとびますが、
洗顔料の天然由来の界面活性剤のメーカーは国内で2社?3社?しかないと聞いています。
天然由来の界面活性剤、それを見つけるのはとても難しいことになります。
常々、お客様へ、「いつまでも自分らしいスタイル」でいていただきたいですので、
「洗うもの選びが大切なこと」をお伝えしています。
使うもので老化を早めてしまうのはとても悲しい事だと思いますので、
髪の悩み、肌の悩みのある方へ、このブログの中でもお伝えしていきたいと思います。
読んでいただいた方に少しでも参考になりましたら嬉しいです。
最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます。